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導入事例

【事例】定量分析だけではなく「定性分析」の基盤も構築して、サービスの体験設計や競合との差別化を図った|viviON

株式会社viviON
インタビュー
株式会社viviON
マーケティング部
ソリューションユニット
サブリーダー 内田 凌平様

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業種・事業内容
インターネットサービス・通信/BtoC

二次元コンテンツダウンロードサイト「DLsite」等の企画・運営

支援テーマ
定性分析の基盤構築
背景・課題 ・会社の大きな戦略としてUXデザインやUXリサーチを実施したい
・サービスの体験設計や競合との差別化で、ビジネスをより大きくグロースしたい
支援内容 ・UXリサーチャーをチームに配置し、事業戦略を理解した上でUXリサーチを実施した
成果 ・事業戦略やビジネス戦略にも、UXリサーチの価値を感じた

サービスの体験設計や競合との差別化で、ビジネスをより大きくグロースしたい

---まず、ご担当者さまの部署のミッションと役割を教えてください。

株式会社viviONは、“二次元を愛するオタク”に焦点を当て、同人誌や同人ゲームのダウンロード販売を行っています。マーケティング部のミッションは、需要と供給を創出するために、上位KR(※)である会員ユーザー数1,000万人とネットでの売り上げ500億円を達成することです。

役割は、マーケティングチームに所属し、顧客とのコミュニケーションをプランニングしています。具体的には、MAツールによるCRMをメインに既存ユーザーに対し、二次元コンテンツダウンロードサイト「DLsite」を長く深く使っていただけるような仕組みや仕掛けを検討して、実施するというPDCAを先導しています。

※KR(Key Results):目標達成のための主要な成果

--- UXリサーチャーオンデマンド(UXRO)を導入していただいた背景(導入前の課題等)を教えてください。

2020年7月に入社した頃、デザインチームが「DLsite」のユーザーテストを社内メンバーに対し実施しており、ある程度UXリサーチの知識があった私は、「これはいいムーブメントだ」と思いました。そして、より大きな戦略としてUXデザインやUXリサーチを行っていきたいと上司や社長へ進言し、UXリサーチャーオンデマンド(UXRO)を導入する流れになりました。

また、定量分析によって検討された施策が効果を出しており、このタイミングで予算をかけて「定性分析」の基盤も構築して、サービスの体験設計や競合との差別化を図れば、ビジネスがより大きくグロースしていけると感じました。

コストや稼働時間、アジャイルなUXリサーチが私たちの開発プロセスにマッチ

---数あるリサーチ会社の中からポップインサイトを選んでいただいた決め手を教えてください。

実は、前職でUXリサーチを実務で行っていたため、すでに知っていました。実際のUXリサーチはどうやるのだろうかと、様々なリサーチ会社やUXデザイン会社を調べていたとき、いつも目にしていたのがポップインサイトさんでした。もちろん、忖度せずに判断したくて様々な企業にご支援の相談をしましたが、コストや稼働時間、アジャイルなUXリサーチ(※)が私たちの開発プロセスにマッチしていて、総合的に良いと判断しました。

アジャイルUXリサーチ:企画・設計・分析に必要以上に時間をかけず、クイックにリサーチを繰り返しながら精度を高めていくアプローチ。日々の改善や、スピード感のある開発サイクルに適している。

--- UXリサーチャーオンデマンド(UXRO)を導入して変化した点はありますか。

やはり、高い専門性のあるUXリサーチャーにさんご支援いただくことで、ユーザーリサーチだけが目的ではなく、その先にある事業戦略やビジネス戦略も含め「UXリサーチ」のあるべき姿にコミットしようという意識に変わりました。良い意味で忙しくもなりました。

UXリサーチャーは、viviONに入ってほしいと思うくらい、なくてはならない存在

--- UXリサーチャーオンデマンド(UXRO)は、担当UXリサーチャーがつき、毎月のご契約時間内であれば基本的には定額で調査が可能なサービスですが、実際にどのようなサイクルで担当UXリサーチャーと調査を進めていますか。

最初はユーザーのことも進め方も何もわからなかったので、とりあえずボリュームの大きなユーザーセグメントに対しUXリサーチを行い、その中から「このようなセグメントに対し課題を明らかにしたい」という形で少しずつ見通しを立てていきました。

実際にサイクルがあったというより、UXリサーチャーさんから大枠の方向性を示してもらいつつ、その時の事業戦略やビジネス上必要となる定性データを取得しにいくという流れが多かったです。

---担当UXリサーチャーはどのような存在ですか。率直な感想を教えてください。

viviONに入っていただきたいと思うくらい、なくてはならない存在です。 私たちのビジネスや戦略的な部分を理解し、UXという文脈に留まらない事業の方向性に共感いただけているので、一緒にお仕事ができて嬉しいです。

どんなサービスやプロダクトでも、UXリサーチの支援環境が身近にあるのは嬉しい

---ありがとうございました。では最後に、ポップインサイトに期待することを教えてください。

そうですね、期待と言われると難しいですが、どんなサービスやプロダクトでも、UXリサーチをご支援いただける環境が身近にあると嬉しいので、ポップインサイトさんはその立ち位置に居続けて欲しいと思います。

<担当UXリサーチャーより>

「DLsite」では、ありとあらゆる同人・サークル作品を取り扱っていらして、そこに来られるユーザーの趣味趣向も多種多様です。リアルな利用シーンや利用価値を浮き彫りにするには、ユーザーの本音に迫らないとなかなか得ることができない、とてもチャレンジングなリサーチプロジェクトでした。

毎週2時間のワークショップを1年間行い、インタビューの実査から、分析、課題を絞り込んだ上での、ソリューションアイデアの創出、仮説検証と、UXリサーチの最初から伴走させていただきました。UXリサーチャーオンデマンド(UXRO)開始当初、UXリサーチを自社で回せる体制を作ることが目標の1つと伺っており、無事達成できたことが嬉しいです。


●導入サービス
UXリサーチャーオンデマンド(UXRO) ※ページ上の各種情報は2022年1月時点のものです。

いつでもリサーチができる環境を提供するUXRO

・専任UXチームが貴社の一員として伴走
・ビジネス内容や社内体制を理解した提案でユーザー起点の意思決定に貢献

・「小さく」「継続的な」リサーチでPDCAサイクルをすばやく回す体制を構築

投稿日: 2022/01/06 更新日: