「ゆったり×仕事力」を実現するポップインサイトの在宅スタイル
2015年4月20日の日経新聞に、在宅勤務に関する記事が掲載されました。
「クラウドワークス、月給制で業務受託 在宅を後押し 」
(記事全文は本記事下部でもご覧いただけます)
クラウドソーシングサービスのクラウドワークスは20日、会員が月給制で仕事を受けられる新サービスを始める。会員は1年単位の仕事を受託し、企業内で最長6カ月働いてから在宅に移行する。在宅でありながら定期収入を得られる新たな働き方で、子育て世帯などの在宅ワークを後押ししそうだ。1年で会員数1万人を目指す。(上記記事より)
実は「出社勤務ベースでの業務習熟→完全在宅勤務」のコンビネーションは弊社が創業初期より採ってきた手法でもあります。
今回は弊社パートタイムスタッフであり、まさにこの流れで現在「完全在宅」「週0日出社」の勤務スタイルを実現中のKさん(31歳, 既婚女性)に、在宅勤務の実態をお聞きしました。
※Kさんの自宅作業環境。
業務に縦長ディスプレイが必要なものがあるので、追加ディスプレイを自費で追加購入されたそうです。
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Q ポップインサイトを職場として選ばれたのはなぜですか?
求人を探していた時に、求人詳細に「在宅可」と書いてあったんです。
当時、主婦として自分の先がどうなるかちょっと分からない、仕事を続けていくのか、自分の将来が見えづらい状態で、なかなか仕事を決め辛くて、そんな中で「在宅というオプションがあるなら、アリかもしれないな」と思いました。でもその当時はそこまで重視していたというか、在宅にこだわっていたわけではなくて、実際、入社後半年は普通に毎日出勤していました。結婚直後まではシステムエンジニアとして働いていて、普通の会社員だったので、今考えると在宅勤務って名前を見たことがあるだけで、どういうものなのかあまりイメージできていなかったと思います。
Q その後、週2日をベースに「部分在宅」勤務に移行しましたね。はじめて在宅勤務を経験してみて、不安はありましたか?
心配なことの方が多かったです。家にいて、切り替えがちゃんとできるかどうかとか、仕事とプライベートがごっちゃにならないかなとか、心配な方が多かった。本当にうまくいくのか半信半疑なところがありました。
でも、オンオフのメリハリさえつければ、意外と集中して仕事ができてしまうということに割とすぐ気付きました。在宅が始まる前の半年は出勤していたのでメンバーの方とも仲良くなっていたし、仕事の基本もある程度はおさえられていたので、「意外と大丈夫だな」というのが最初の感想でした。
Q オフィスに出勤しているときと、在宅勤務のときで大きく違う点はどこでしたか?
こんなこと言っていいか分からないんですけど、会社に出ているときに比べて、家にいる方が集中して仕事をしている時間が長いと思います。
会社にいると、集中力が切れてもそこにいないといけない。集中している間は、家にいてもオフィスにいても効率は同じくらいです。でも、会社にいる場合、集中力が途切れても形だけは机に向かわないといけない気がして。リフレッシュしづらいというか。
家なら思い切ってリフレッシュできる。集中している時間だけを仕事に当てて、集中力が切れたら思い切って他のことをしたりできます。
Q オフィスにいる時の「リフレッシュしづらい感覚」ですが、具体的にはどういうことでしょうか?
狭いオフィスの場合は特にだと思うんですが、ミーティングの声とか内容が自分の席にいても全部聞こえる、そっちに耳を持っていかれてちゃうとかはありますね。
仕事の話ではあるので、どうしても気になってしまって、そうすると、自分の手が進みにくくなる。
あとは、どうしても気分転換したいとき、会社にいると完全にはリフレッシュできない。コンビニにお茶を買いに行くとか、その程度ですよね。
完全なリセットはできない。他にも仕事をして、集中している人がいて、そうするとどうしても気を使います。あと、「ちょっとあの人離席多くない?」みたいな他の人の目も、やっぱり気になりますから。
在宅のときはそれがないので、切り替えがしっかりできる感じはあります。
Q その後、ご家庭の事情もあり、思い切って出勤日原則ゼロの完全在宅に移行されましたね。その時はもう不安はなかったのでしょうか?
他のメンバーと原則会わなくなるので、完全に自分の仕事ぶりが見えなくなってしまうな、とは感じました。自分がしっかり仕事をしているということを伝えるにはどうしたらいいか、気になりました。
Q 業務を完成させれば自然に成果は見えてくるとも思うのですが、それ以外に伝えたいことがあるということですか?
「さぼってなくて、しっかりやってるんだよ」というか、結果だけじゃなくて、過程もがんばっているということが分かってもらえないかも、ということですね。そこは仕事の結果とは別に理解してもらいたいという気持ちはありました。
その為に、経過を細かく報告する、社内のTodoリストに漏れなく自分の仕事を入力するなど、今どこまで進んでいるのか、全体で可視化できるように心掛けています。
あとは、存在感を保つためにも、月1の集まりとか、顔を合わせる機会があるときは必ず行くことにしています。
Q 在宅勤務をはじめてから、日々の生活で変わったことはありますか?
近所のスーパーの特売・安売に行けるようになりました(笑)。
新聞の折込にはいっていても前は関係なかったけど、今はお昼休みに行けます。あと、食事の準備が楽になった。今までは帰って来て、一息あって、気合を入れなおしてご飯を作らないといけなかったのが、いまは仕事を終えたらすぐにご飯の用意に取り掛かれる。通勤時間がないですし、疲れも少ないので、手抜きというか、出来あいのものを使うことが少なくなりました。もともと料理が好き、いままで疲れて料理ができなかったのは自分的にも残念だったけど、いまはそれが実現できてうれしいです。
あと、出費が減りました。お昼は家で済ませるので、コンビニで必要のないお菓子や飲み物を買う機会自体が減りましたし、会社の帰りとかに寄り道で買い物したり、「カラオケで1曲歌って帰るか」みたいなのもなくなります。そういうのをあんまりしなくなった。ちょっとした出費が減って、その分週末に思いっきり遊べるというか、仕事上だけでなく、私生活にもメリハリがつけられるようになりました。
Kさん、ありがとうございました。
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ポップインサイトは「在宅勤務の基礎は信頼関係」と考えています。
冒頭の記事にも「企業は面識のない相手に仕事を発注するのに抵抗がある」とある通り、信頼関係が熟成できていない状態での在宅勤務はリスクが大きく、効率的とは言えません。
逆説的ですが、「最適な在宅勤務には、出社勤務で培った基礎が必須」です。自分のペースでゆったり働きたい、でも仕事力はしっかり発揮したい、という方のための黄金比をポップインサイトは追究しています。
そして、そうした働き方に興味がある方は、是非、
リモートワーク歓迎!ポップインサイトの採用・求人
をご覧ください。これを書いている木原も、本インタビューに協力してくれたKさんも、こちらの求人と同じ「運営スタッフ」です。一緒に快適な働き方を見つけていきましょう。