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ほぼ全社員が在宅ワークのポップインサイトが培ったリモートでの働き方のコツやノウハウ、事例を紹介!
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組織貢献や人材育成に関わりたい!リサーチャからマネージャへ

プロフィール

大学を卒業後、大手IT企業に入社し、ECサイトのウェブディレクターとして3年半勤務。その後、数年ほど牧場の経営に携わる。2017年7月、株式会社ポップインサイトに入社。最初はリサーチャとして、入社3年目に差し掛かる頃からはマネージャとして、フルリモートで働く。1児の母で、東京在住。

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組織貢献や人材育成に関わりたい!リサーチャからマネージャへ

Q.入社から3年経ちますが、今はどのような仕事をされていますか?

ポップインサイトには、リサーチャとして入社して丸2年経つと「一人前のリサーチャ」とされる育成計画があります。「やりたいことをやるのが一番パフォーマンスが上がるし、本人ががんばれる。どちらがやりたいですか?」という形で個人の意見を聞いてくれる会社なので、そこから一歩進んで、シニアリサーチャになるかマネージャになるかを選ぶ分岐がやってきます。リサーチの専門性を高めていくのか、経営にも関わる人間になるのかを自分で選び、それぞれのスキルを伸ばしていくというスタイルです。

私の場合、自分のキャリアを考えていく中で、リサーチャとして専門スキルを高めていったり何かを掘り下げていったりするよりは、「会社組織をよくしたり人材育成をしたりすることに比重をおいてやっていきたい」という思いがありました。そこで、経営寄りのマネージャになる道を選びました。ただ、希望した時点では、リサーチャになってまだ2年経っていないという状況…「社歴的にも経験的にも早い」という久川さん(社長)の意見を踏まえ、まずはマネージャ見習いのような形からスタートすることになり、半年経って正式にマネージャになりました。当時は、久川さんの下に私がいて、さらにリサーチャ全員がいるという感じの組織体制でしたが、2020年1月からはリサーチャを4つのチームに分けて、3人のマネージャで担当しています。

マネージャとしての仕事は、主にチームメンバー5人の評価。それに付随して2週間に1回は個別のミーティング=1on1をしたり、業務改善をしながらそれぞれの目標を形にしたりします。プレイングマネージャではあるので、自分自身も案件を抱えながら、チームメンバーの案件のサポートに入っています。育てるという意味合いも含めて。ほかのチームのサポートに入ることもあります。マネージャになる前は、自分の時間が100%。それが今は、日中はチームメンバーのために時間を割くことが多くなりました。

ただ、特殊な例だとは思いますが、ポップインサイトは、自立している大人の方が多い会社。そのため、一般的な企業のようなマネジメントや管理は、ほとんどしていません。それぞれが自分の仕事を全うしていて、困ったことがあれば助ける形。基本は任せるスタンスで、私は小姑のように覗くだけ(笑)。気になることがある時に声をかける感じです。

どちらかというと、困りごとの相談より、「こういうことをやりたいが、やっていいか」など、それぞれの目標に対して評価との擦り合わせをすることが多いです。「インタビューが上手になってスペシャリストになりたい!」や「デザインっぽいことをできるようになりたい!」など、伸ばしたいスキルやキャリアの要望に応じて経験を積ませられるように、マネージャ陣で相談しながら案件を調整してお願いするようにしています。「稼働の負荷が高いから、これ以上詰め込むと大変になっちゃう…じゃあ、この案件を外してこっちに入れようか!」などと、パズルのようなことをして。
また、マネージャになる前からずっと新人研修を担当していて、「リサーチャの仕事ってなぁに?」という最初の段階からメンバーと関わりをもっています。

アイデアやチーム力強化につながる “雑相”がカギ

Q.マネージャをしていて楽しいと感じる時は?

マネージャになった当初は「何をやっていいのか、このチームをどうしよう…」というのがありました。でも、「リサーチのユーザ理解の部分が強いチーム」というチームカラーを与えられてからは、そこに向かってみんなで一体になってやっていくことができています。週1回のミーティングでは「自分たちでクライアントのユーザ理解を深めてみよう」という取り組みをしていますが、最近は、私が特に関与しなくてもメンバー同士で活発にディスカッションできていて。最初はそうでもなかったのが、時が経つにつれてメンバーが発言してくれるようになり、「まとまってきたなぁ。助け合いができているなぁ」と感じながら俯瞰して見ているのが楽しいです。

また、「ちょっと気になっているんだよね」、「少しうまくいかなかったけど、どうしたらいいんだろう」といった気軽なコミュニケーションも、かなりとれるようになってきました。これを「雑談からの相談=雑相」、雑相四方山と言っていますが、雑談から業務改善のアイデアなどが生まれる、困ったことがあるとすぐに助け合える文化ができてきているのもうれしいです。これにより、お互いの状況が把握しやすくなり、チーム内で案件を組ませることができ始めています。意見が言いやすい環境ができ、チームワークが高まっています。

それぞれのメンバーに関しても、何度か案件をやっていくうちに、できなかったことや苦手だったことができるようになる過程が目に見えてわかると、「よかったなぁ、楽しいなぁ」と感じます。母親として見守っているような気分です。

さらに、新人育成においては、私は採用の面談から関わっているので、「この人だったら、こういう活躍してくれそう!」という思いがあります。そのため、入社してきた方が一人前になったり、早い段階でパフォーマンスを発揮できるようになってくれたりすると、喜びを感じます。「自分のところで研修をして、リサーチャの方に引き継ぎ、一人前として旅立っていくのを見守る」そうやって組織ができていく感じを目の当たりにするのが楽しいです。

Q.マネージャをしていて大変だと感じる時は?

マネージャになりたての頃は、リサーチチーム全体のフォローが必要とされていたので、「誰に何をしたらいいのかわからない…」関わり方の広さも深さもわからない状況でした。当時はマネージャは私一人だけだったので、相談できる人もいなくて困っていました。でもこれは、チームをもったことで解消されました。守備範囲が絞られたことが大きいかもしれません。深さに関しては、受けている側からすると不十分な部分もあるかもしれませんが、1on1など対面で話す機会が増えたことによって、「プライベートや家庭の事情も含めて話すべき」というラインがある程度見えてきたように感じます。

また、自分がメインで抱えている案件はほとんどない分、サポートに入っている案件がものすごく多いです。クライアントとの関係や時系列などを全体的にチェックし、どこが滞っているか、どのリサーチャがどう動けているかなどの評価をしていきます。コミュニケーション面やアウトプットを満遍なく見ていくので、頭の切り替えが難しいです。最初は、話しかけられても「何の話だっけ?」と思い出すのに苦労しましたが、優先順位をつけたり、「いつレビューしてほしいのか、その予定を教えてもらえるとうれしい」などとメンバーにお願いしたりすることによって、次第にさばくことにも慣れてきました。やはりマネージャ職は、自分でコントロールできないことがすごく多いので、振り回されることが多いです。メンバーに求めることが正解かどうかはわかりませんが、お願いすることでラクになったのは事実です。

今は、大変だと感じる時は実はあまりないです(笑)。メンバーがみな、本当に自立しているので。「むしろ、私が役に立っていなくて申し訳ない!」と思うことはいくらでもあります…。それに、久川さんの負担を全然軽減できていない申し訳なさは非常にあります。リサーチチーム全体に対して面倒みてもらっている部分を巻き取ることができれば、久川さんを社長業務に専念させることができるのですが、自分の能力不足により、なかなか…。そこをできるようになりたいなぁと思っています。

タイムリーな反応と信頼ベースで見守る姿勢を使い分ける

Q.リモートワークならではのマネジメントの工夫は?

マネジメントする側だけが工夫してがんばっているのではなく、チームメンバーも努力してくれているから成立していると思っています。

特にポップインサイトは、チャットを通じての文字ベースのコミュニケーションが多いです。案件の進捗や状況、普段考えていることなどに関しては、メンバーがこまめに情報発信してくれるので、それをしっかり拾いにいくようにしています。内容によっては、その場ですぐにキャッチアップして「今これで困ってそうだけど、助けようか?」と声をかけたり、後日の1on1で「この間こうだったけど、最近どう?」などと聞いてみたり。そうして積極的にリアクションする時もあれば、そっと見守っているだけの時もあります。何もないのに、私から不必要に「どう?どう?」と声がけすることはありません。

これは、放任しているわけではなく、信頼しているから。「あれしろ、これしろ」とこちらから細かく指示を出すのはしないように、見守るベースで。マイクロマネジメントをしてもあまり意味がないと思っています。入社してすぐに任せる、判断させるといった裁量の大きさはポップインサイトのいいところで、成長を早くするための重要な部分でもあると感じます。基本的にそれができる方を採用している、というのもあると思います。

個人的なことでは、コロナウイルスの影響で娘が保育園に行けず、ほぼ在宅に。これにより、稼働を夜型から朝型に変えました。これまでは寝かしつけをしてから夜中まで稼働していましたが、夜はやはり疲れているので集中力もなくて。エンドレスになりがちな夜間に対して、朝の時間は決まっています。否が応でも朝に集中した時間を確保して、その時間でやりきる!という形に変えたら、集中力も上がりますし、睡眠時間をきちんと確保できて体調もいいですし、結果的にいいことづくめでした。災い転じて…ではないですが、自分の仕事しやすいスタイルを見つけられたと感じています。

Q.今後の目標を教えてください

ポップインサイトには既婚者が多く、フルタイムで働く母親もすごく多いです。それに対して、役員陣は男性だけで、マネージャ職も女性は私だけです。そういう意味では、働く母親ならではの大変さを同じ環境・目線で理解できる立場なので、幼い子どもがいても少しでも働きやすくなるような取り組みやフォローをしていきたいなぁと思います。

また、組織貢献として、新しいビジネスモデルをつくっていくような領域に携わっていきたいです。私はどちらかというと、1を10に膨らませる、誰かの種を花咲かせるのが得意で、0から1を生み出すことが得意なタイプではありません。そのため努力目標にはなりますが、大きな企業やUXを扱っているほかの企業との間にコネクションをつくっていくことで、ポップインサイト全体として底上げができたり、協業など新しい取り組みができたり。それは立場的にも本来やっていくべきところだとは思っています。

ポップインサイトは今はUX領域ではかなり強い企業ではありますが、コロナウイルスによってオンライン調査なども一般化しつつあり、今後、競合はいくらでも出てくる可能性があります。そうした中で、ポップインサイトはどのように進み、どうイニシアティブをとっていくか。どう展開することでもっと組織拡大できるかなど、社長を中心に、メンバー全員で学び合いながら、歩んでいきたいです。

※写真はすべてイメージです

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