Ben Mingoのフロントページには、マウスポインタの効果に彩られた1本のスクロールバーがあります。スクロールするためにはこのバーをマウスでドラッグしなければなりません。そしてドラッグしたままマウスを動かすと、スクロールバーのピクチャーが滑らかに動き出します。こちらはより洗練されたインタラクションの例です。
VeoliaとShuttle by Wonderland Industryはいずれも、マウスインタラクションを多用しサイトの美しさを作り上げている典型的な例です。それぞれ「ストーリーテリング」と「ゲーム」という、2つの大きな方向性を打ち出しています。
The resourcing machineは全面的にイラストで構成されたサイトで、訪れたユーザーは自分で物語を紡ぐようにカラフルなイラストを存分に見て回ることができます。このアイデアの中でマウスインタラクションは重要な役割を果たしています。マウスインタラクションによってユーザーを導き情報を提供するなど、ユーザーとのコミュニケーションツールとなっています。
もしもっと独創的で斬新な使用例に関心があれば、最新技術を使ったインタラクションを見るのがいいでしょう。マウスをアクションの中心に据えた、最高レベルのWebGLを実装しているIbiza Music ArtistsとLa shop studiosのサイトを見てみましょう。
これらのサイトに入ると、Three.jsのようなハイエンドツールで作成された洗練された画面が出迎えてくれます。Ibiza Music Artistsの開発チームは、リアルで壮麗な背景でユーザーを魅了します。この背景は水面を模してあり、ユーザーがマウスカーソルを動かすとそこに波紋が起きるのです。ほんの小さな仕掛けが感動的な印象を作り出しています、
La shop studiosのスタッフは逆に、スキューモーフィズム(リアルな質感の再現)にこだわるよりも人工的な質感を好んでいます。楽器の弦にインスパイアされたテーマが、ユーザーに電子的なインタラクションを提供します。