いつでも開いてるオンライン会議室(何でもZoom)で、すぐに疑問を解消!
リモートワーク(テレワーク)で仕事をするにあたって不便なのは、同じように働くメンバーが隣にいないこと。仕事に行き詰まった時、少し質問すればすぐに解決できることは、たくさんあります。
そんな課題を解決するために始めたのが、「何でも聞いていい部屋(何でもZoom=なんZO)」の運用です。メンバーによって使い方は様々ですが、この部屋には3つの特筆すべき価値があります。
価値①:ちらっと聞いて、すぐに仕事に戻れる!
弊社では、メンバー同士でコミュニケーションを図る手段として、Zoomというリモート会議サービスを利用しています。「なんZO」とは、そのオンライン上に常時設けている一つの部屋で、定められたURLを知っているメンバーなら、いつでも参加できます。
基本的に社長の私や役員、人事などの誰かがいるケースが多く、何か困りごとや悩みごとがあった時に少し話せたり質問ができたりするようにしています。
業務や会社の制度面に関することから、「このフォルダって、どこにありましたっけ?」、「これって、どういう風に操作するんでしたっけ?」などちょっとしたことまで、内容は様々。チャットだとどう聞いたらわからない人でも、口頭で素早く解決できて、すぐに仕事に戻れるので便利です。
メンバー同士の自由な発言の場である「♯times」(別のブログ参照)では、「in なんZO」というオリジナルのスタンプを作っていて、「なんZO」に入ったらそのスタンプを投稿して「いますよ~!」とお知らせすることもあります。こうすると「なんZO」に誰かがいることが周りに伝わり、困ったことができたメンバーが入ってきやすくなります。
価値②:気分転換できる雑談部屋
リモートワークでの業務というのは、基本的に孤独です(笑)。「一人で作業することに飽きて一時的に気分転換したい」、「寂しい」…という時に「なんZO」を訪れると、何人かのメンバーがいて雑談していることが多いので、寂しさを一気に解消できます。
この部屋は基本的につなぎっぱなしなので、気が向いた時にメンバーとグループでのオンライン通話ができます。もちろん、気が済んだらすぐに抜けてOK。映像をONにするかOFFにするかも、メンバーの状況や気分に応じて自由なので、気軽に利用しやすいです。
価値③:見られている感により、集中力アップ!
「なんZO」の利用状況を総合的に見てみると、相談が2割、雑談が1割というなか、圧倒的に多い7割を占めるのが、実は「無言作業」。弊社はリモートワーク故に夜中に作業するメンバーも多いのですが、「特に何も話さないが、集中するためにつないでおく」という風に利用する人が、徐々に増えてきています。
実際に、映像がちらっと見えるだけで、ミュートにしている人が多いです。つないでいることによって、メンバーに見られている感じがあったり、一人で仕事している感が若干紛れたり…それによって業務に集中できる!という隠れた価値が、この部屋にはあるようです。
管理職が積極的に参加しつつ、気楽に運用
「なんZO」はメンバーの一人が主体的に始めてくれた取り組みで、続けてみると、その良さや驚きの価値に気づかされました。
運用には、二つのコツがあります。一つ目は、部屋に必ず誰かがいなくてはいけない、という気負いをしないこと。部屋という枠があって、そこにメンバーがいたりいなかったり…そうした気楽な感じで運用するのが重要だと思います。
もう一つは、なるべく役員などの管理職が積極的に参加すること。困りごとがある人にとって、その相談先は上司であるケースが多いです。そのため、上の人間が顔を出すようにすると、気軽に相談できるという一つ目の価値が意味のあるものになりますし、縦方向のコミュニケーションが活発になります。