デジタルや顧客体験専門のチームをどう組織に組み込むべきか
世の中のデジタル化が進むことで、デジタルの専門家や顧客体験のエキスパートを集めた新しいチームをつくる企業が増えています。しかしながら、こうしたチームは、既存の部門構造とはうまくフィットせず、しばしば対立を生み出します。 よく聞かれる質問の一つは「デジタルの専門家をどの部門に組み込むべきですか?」というものです。顧客体験専門のスタッフについても同様の質問をされます。こうした質問をしたくなる気もちはよ……
世の中のデジタル化が進むことで、デジタルの専門家や顧客体験のエキスパートを集めた新しいチームをつくる企業が増えています。しかしながら、こうしたチームは、既存の部門構造とはうまくフィットせず、しばしば対立を生み出します。 よく聞かれる質問の一つは「デジタルの専門家をどの部門に組み込むべきですか?」というものです。顧客体験専門のスタッフについても同様の質問をされます。こうした質問をしたくなる気もちはよ……
私たちが問題を抱えているとき、解決策を想像するのはとても簡単です。そして、その解決策は私たちの体験や責任のフィルターを通して検討されます。 たとえば、もし私がビジネスアナリストであれば、私は自分の統計的研究をみて答えを探そうとするかもしれません。 もし私がUXコンサルタントであれば、既存のユーザー調査をみてみたり、新しい調査を計画したりするかもしれませんし、私が開発者であれば、その課題を解決できる……
デザイナーを管理(マネジメント)したことがある人、またはデザイナーをフリーランスのプロジェクトのために雇ったことがある人なら、すべてのプロジェクトがスムーズに進むわけではないことをご存知でしょう。これは、デザイナー側にスキルや経験が足りないことが原因ではなく、プロジェクトにおけるデザイナーの役割をきちんと管理していないことによって起こっていることが多いのです。デザイナーに対しては、スケジュールと期……
組織内でUXリサーチを実践するなかで、「どうすれば理解者がもっと増えるだろうか」「どうすればUXリサーチの価値をもっと理解してもらえるだろうか」という悩みにぶつかる方は少なくありません。
2020年6月17日に開催したUXリサーチ共有会では、UXリサーチの重要性を「語る」ことでその輪を広げた経験を登壇者の皆さまにお話いただきました。
「UXリサーチを社内に普及したい!」「UXコミュニティを拡大したい!」そんな思いを抱いている方は必見です。経験者のリアルな声を、ぜひご一読ください。
※都合により一部トークを割愛しております。ご了承ください。
ポップインサイトが開催するオンラインセミナーでは、UXの実践者、専門家を広くお招きし、UXリサーチやUX組織作りの事例・ノウハウをご紹介いただいています。これまでに開催した53回のセミナー・トーク会には、のべ5000人以上の方にご参加いただきました。
最近は、セミナーご参加者やクライアントご担当者からも
「社内でブログ記事を回覧しています!」
「ポップさんのYouTube動画視聴会やります!」
というお声をお聞きすることも増え、嬉しい限りです。
全国100万の事業所で利用されているクラウド会計ソフト「freee」がシェアNo.1に上り詰めた過程には「デザインリサーチチーム」の活躍がありました。
2020年6月9日開催のオンラインセミナーでは、クラウド会計・人事労務ソフトを提供するfreee株式会社 UXデザイナー伊原 力也さんにリサーチチームの発足から定着、ユーザーリサーチ仕組み化までのプロセスをお話しいただきました。
リサーチによるUX改善は重要、と理解してはいるものの、「正直、時間はないし…。」「これ以上業務が増えるのは厳しい」と悩む方、また、UXに対する社内理解が得づらい、と悩む方の声は、様々な業界から聞こえてきます。
2020年8月20日開催のオンラインセミナー「『いつのまにかUX』のススメ~UXデザインを当たり前にする組織作り」では、ヤフー、サイバーエージェントというウェブ畑を経て、現在は「無人コンビニ」というリアル空間での体験設計にたずさわる金子 剛さんがご登壇。
金子さんには、日常業務を増やさず、「いつのまにか」UXに取り組む体制にシフトする具体的な方法をご紹介いただきました。
UXデザインの役割を見直す動きが広がりつつある一方で、チームメンバーの共感や意思決定者の理解を得られず、社内にUX体制を浸透・推進していくことが難しい、という声も多く聞かれます。
2020年6月25日のオンラインセミナーでは、株式会社アトラエのデザイナー、竹田哲也さんがご登壇。UIデザイン会社のご経験や、ウェブ広告代理店でのUXデザイン組織づくりのご経験から、UXの価値に対する社内理解の広げ方についてお話いただきました。
日本最大規模のソーシャル経済メディア、NewsPicks。
意外なことに、同社の「UX文化」の歴史はまだ浅く、UXの取り組みが始まったのは、Maxwell Forrest(マックスウェル・フォレスト)さんが入社した2019年です。
元々NewsPicksのヘビーユーザーだったマックスウェルさん。実は、この愛すべきアプリのUXをよりよくしたいという思いが高じて同社初のUXリサーチャーとして入社を果たし、「ユーザーファーストな文化」をもたらす立役者となりました。
本稿では、NewsPicksでのマックスウェルさんのチャレンジの軌跡をつぶさにご紹介いただいた、2020年5月27日開催のセミナーのダイジェスト版をお届けします。
うちの会社にUX文化がないのはマズい!何とかUXを広めたい!上司を説得したい!そんな方必読のノウハウ満載です。
ポップインサイトでは2020年2月、UXリサーチ実施の経験者を対象に、所属企業でのUXリサーチの実態アンケート調査を実施しました。
調査には115社118名にご協力いただき、日本のUXリサーチの実態を把握する大きな手がかりを得ることができました。
調査結果からは、UXリサーチ経験者の多くが「UXリサーチの社内理解を得るにはどうすればよいか」「社内のUX体制は今後どのように広げていけるか」という課題感を持っていることも明らかになりました。
本シリーズ記事では調査結果を4回にわたって紹介し、日本のUXリサーチの課題とその解決方法を探っていきます。
第一回:UXリサーチの3つの価値
第二回:UXリサーチを広げるうえでの4つの課題
第三回:UXリサーチ社内展開の10の工夫 ←今回はこちら!
第四回:アンケート結果総まとめ
今回は、UXリサーチに対する社内理解獲得に成功している企業さまの例を中心に、UXリサーチ社内展開の取り組みをご紹介します。