ユーザーの「うっかり削除」を防ぐためには?
削除したくないものを消してしまったときのいらだたしい気持ちは誰もが知っているでしょう。削除してしまったものはたいていの場合は復元できず、ユーザーはまた一からスタートしなければなりません。このことを防ぐため、何かを削除しようとするときには確認用のウィンドウを表示することが大切です。ところが、確認用のウィンドウがあっても、ユーザーは間違って削除してしまうことがあります。例えば、確認用のダイアログを読ま……
削除したくないものを消してしまったときのいらだたしい気持ちは誰もが知っているでしょう。削除してしまったものはたいていの場合は復元できず、ユーザーはまた一からスタートしなければなりません。このことを防ぐため、何かを削除しようとするときには確認用のウィンドウを表示することが大切です。ところが、確認用のウィンドウがあっても、ユーザーは間違って削除してしまうことがあります。例えば、確認用のダイアログを読ま……
大企業のUXデザインは、中小企業のそれとは全くの別物です。今回は、大企業におけるUXデザインに共通する3つの大きな問題と、UXの専門家がそれらの問題をどのように解決しているかを紹介しましょう。 大規模なチームは小規模なチームに比べてより高い思考力と多くの視点を持っていますが、一方で、まとまらないほど多くの意見や社員同士の駆け引き、そして障害もあります。そのようなチームによってデザインされたものは、……
「ページをざっと読んだだけで、欲しい情報を見つけられた!」ユーザーがWebサイトを閲覧する時、そんな状態が理想ですよね。しかし、調査によるとなかなかそうはいかないようです。いくつかのユーザビリティテストでは、人々は最初に目に留まった、それなりに合理性があるものを(たとえ、実際は間違っていたとしても)選んでしまう傾向にあるということが証明されています。つまり、ユーザーは自分の目的に少しでも関連があり……
スポーツのライブを楽しむiOSアプリPlayer!にてグロースハッカーをしているabe-peroriと申します。昨年、Player!がApp Store Best of 2015に選ばれたことを機に、様々な方から「サービスがうまくいってないんですよ」といった相談を受ける機会が増えてきました。一言でサービスがうまくいかないとは言うものの、 ・サービスの認知があまり広がらない ・ユーザーの登録があまり……
最先端で優れたプロダクトデザインの実現の鍵となるのがシンプルさです。しかし、シンプルさはよくミニマルさと混同されます。実際には、一見シンプルでミニマルな(最小限の)プロダクトUIが複雑性を隠し持っていることも多いのです。単純化を目的としたデザイン決定は、より多くの摩擦や認知的負荷を引き起こしやすく、より複雑なユーザーエクスペリエンスをもたらすことがあります。テキストラベルのないアイコンはわかりにく……
「このアイデアはキ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!」 と、トイレにこもっていたあなたは革命的なアイデアをひらめきます。このアイデアを形にして世の中に出せば、世の中がガラッと変わる未来が見えると、あなたは興奮にふるえています。しかしながら、リーンスタートアップの思想を学んでいるあなたは、きっとこう思うでしょう。 「冷静になろう。このアイデアは思い込みかもしれないから、し……
スタートアップを立ち上げることやスタートアップで働くことは、今日では大きなトレンドと言えます。シリコンバレーからシリコンアレーまで、数々のスタートアップアクセラレータープログラムがグローバル規模で拡散し、誰からも指図されないことが現代社会の規範的なゴールであるかのように見えます。確かにその熱意は非常に魅力的ですが、成功への道のりは険しく、残念ながら多くのスタートアップは成功しません。 「スタート……
ユーザビリティのテストを行う際、サイト内のすべてのページは3クリック以内に遷移できなければならないという「3クリックルール」を突きつけられることがあります。ところが、一般的に論じられているそのルールとは裏腹に、3回のクリックで望む情報が見つからなかったらユーザーはサイトを去る、ということはありません。実際に、必要なクリック回数はユーザーの満足度にも成功率にも影響しません。クリックの回数が少ないこと……
UXは、その存在を気づかせないときに成功したと言えます。Webサイトのデザインが流れるように直観的になされていて、訪問者が不満を感じることなく情報を見つけることができれば、成功です。UXこそがWebサイトのリデザイン、リフレッシュのすべてです。Webサイトがださくてうまくナビゲーションできていなければ、せっかくのコンテンツの品質、グラフィックデザインの美しさや企業の評判も意味をなしません。[cap……
New Cokeやアーロンチェアなどが歴史的なリサーチに失敗してきたにも関わらず、いまだに多くの企業がWebサイトやサービスにどんな変化を望むのかクライアントにアンケートを取り、それに頼りきっています。未来の行動に関して人に訊くと、人は自信ありげに間違った予測を語りがちです。新しくて慣れないデザインの場合にはなおさらでしょう。「何かを使用することを想像してみること」と「実際に使うこと」は全く異なる……