115社独自調査!UXリサーチ実態調査2020 第一回:UXリサーチの3つの価値

【作成】2020/04/22   【更新】2020/05/11 

ポップインサイトでは2020年2月、UXリサーチ実施の経験者を対象に、所属企業でのUXリサーチの実態アンケート調査を実施しました。

調査には115社118名にご協力いただき、日本のUXリサーチの実態を把握する大きな手がかりを得ることができました。

調査結果からは、UXリサーチ経験者の多くが「UXリサーチの社内理解を得るにはどうすればよいか」「社内のUX体制は今後どのように広げていけるか」という課題感を持っていることも明らかになりました。

本シリーズ記事では調査結果を4回にわたって紹介し、日本のUXリサーチの課題とその解決方法を探っていきます。

第一回:UXリサーチの3つの価値 ←今回はこちら!
第二回:UXリサーチを広げるうえでの4つの課題
第三回:UXリサーチ社内展開の10の工夫
第四回:アンケート結果総まとめ

調査概要

本調査は2020年2月6日~2月29日の24日間、過去に1回以上UXリサーチの実施経験がある方を対象に実施し、115社118名から有効回答を得ました。

なお、「UXリサーチ」とは、ユーザインタビュー、ユーザテスト、ユーザビリティテスト、アンケートなど「自社サービスや製品を利用する際のユーザの行動や心理を定量的あるいは定性的なリサーチを通じ深く理解し、サービスおよび製品の改善の示唆を得ること」を指すものとしました。

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「UXリサーチはビジネス効果につながる」が8割

「UX(User eXperience=顧客体験)」という概念がアメリカで生まれてから約60年。日本でも近年「UX」の認知度は確実に高まり、UX向上を目指してユーザテストやインタビューといったUXリサーチを実施する企業も増えつつあります。

では、日本においても、UXリサーチは単にUXの向上だけでなく売上増加、CVR改善やPV増加といったビジネス成果にも効果を発揮すると評価されているのでしょうか。

本調査では、約8割の回答者がUXリサーチのビジネス効果に関して高評価(10段階で7以上)をつけており、UXリサ―チがビジネス効果につながると認識されている結果となりました。

3つの価値:「ユーザの声をチームで把握」「エビデンスに基づく意思決定」「良質な仮説」

では、具体的にUXリサーチのどういった価値が評価されているのでしょうか。

「UXリサーチの価値」についての設問では、「ユーザの声をチームで把握できる」(78%)、「エビデンスに基づく意思決定ができる」(71%)、「良質な仮説が得られる」(64%)といった選択肢が上位となりました。

また、選択肢としてあげた項目以外に、以下の点がUXリサーチの価値としてあげられました。

  1. ユーザ中心の文化を醸成できる
  2. ステークホルダーの意見に振り回されない
  3. アイデアの精度があがる

まとめ:UXリサーチはビジネス成果に直結する

本調査では、UXリサーチ経験者が、UXリサーチによるUX向上がビジネス成果につながると評価していることが明らかになりました。

その理由を「UXリサーチの価値」からひも解くと、ユーザの声という確固たる「エビデンス」をチーム全体で把握することで、サイト・アプリやサービスの改善の方向性や具体的な施策について、机上の空論ではない「質の良い仮説」を導き出し、迅速に意思決定することができるからだと考えられます。

次回は、UXリサーチを浸透させるうえでの4つの課題についてご紹介します。

第二回:UXリサーチを広げるうえでの4つの課題
第三回:UXリサーチ社内展開の10の工夫
第四回:アンケート結果総まとめ

▶米国のリサーチ会社が実施したUXリサーチャー169名へのアンケート結果記事はこちら



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