リモートワーク・スタイル
ほぼ全社員が在宅ワークのポップインサイトが培ったリモートでの働き方のコツやノウハウ、事例を紹介!
リモートワーク社員事例

完全リモートで家庭を優先しながら、正社員として働ける

プロフィール

システムエンジニアとして2つの会社で12年ほど働いた後、在宅をベースとした個人事業主として、企業ブログの更新やシステム開発など様々なジャンルの仕事に3年ほど従事。2016年の夏から株式会社ポップインサイトにてコンサル案件を手がけ、10月に正社員に。
※本人の希望で、名前は伏せております。

完全リモートで家庭を優先しながら、正社員として働ける

Q. 入社のきっかけは何ですか?

2016年2月くらいから、「在宅で働ける、かつ正社員」の仕事を探していました。10ヶ月ほど探して、「在宅でいいよ」といういくつかの企業で働こうとしてみましたが、実際にやってみると「在宅では困る」という感じになってきて…。「世の中、なかなか最初から在宅で働けるところはないんだな…」と実感していました。

在宅でできる仕事としてプログラミングなどはありますが、私はシステムエンジニアの経験はありつつも、開発をやりたいとは思っていませんでした。昼夜問わず対応が必要になるからです。私の場合、家庭を優先するために家に入ったという事情があるので、仕事を優先しなければならない立ち位置になってしまうという懸念がありました。

「違う道でもいいから、自分にできることってなんだろう」、「IT系にいたから、パソコンは使える!」と思っていた矢先、出会ったのがポップインサイトです。

Q. 入社前後でギャップはありましたか?

ベンチャー企業のポップインサイトは、「何でも自分で考えてやりましょう」という発想をもっています。私は長年、上場企業で働いてきたので、待遇面などに特に不備はなく、その点で入社前からある程度のギャップは感じていました。今はありますが、入社当時は携帯電話の支給もなかったので、個人の電話番号を仕事で使うことに抵抗を感じる面も。入社して1年以上経つ今は、ここのやり方に慣れてきて、逆にこれまでの感覚がなくなってきています(笑)。

仕事内容については、入社前から裏表なく説明してもらっていたので、入社してからもギャップはなかったです。「来たものは拒まずやっていきましょう」という感覚なので、ルールがなくて自由にやれる!という感じですね。

自分が注目していた在宅=リモートに関しては、コミュニケーションも業務もきちんとできる環境が整っていて、「この体制はよくできているな」と感じています。「これは完全リモートで大丈夫だな」と実感し、安心しました。

Q. リモートワーク全体の課題である「仕事とプライベートの切り分け」は、どうしていますか?

茨城県に住んでいるので、出社できなくはない環境です。コンサル案件ではクライアントとの打ち合わせがあるので、週1回は東京まで足を運ぶこともあります。早めにスケジュールがわかっていると、家族の理解も得られやすいです。

リモートワークする際は、ある程度割り切って、時間を決めてやるようにしています。9:00になったら仕事を始め、18:00過ぎたら一度手を止めて、家族の時間をもちます。残った仕事がある場合は、21:30から行います。家族の団らんと仕事のスペースは完全に分けているので、16:00には帰ってくる小学生の2人の息子も、仕事部屋にいると「パパは仕事だから」という感覚をもってくれています。

Q. リモートワークの強み、メリットは何ですか?

通勤がなく、自由な時間があります。料理は共働きの妻が99%やってくれますが、掃除や洗濯、ゴミ捨てなどは自分の担当。毎日通勤している時に比べると、仕事をしながら家事と育児に関わることができています。また、家族に困ったことがあった時に、すぐに自分が駆けつけられるのもメリットです。欲をいえばやりたいこともあるけれど、望んでいた状況が手に入っているので、今はこれで満足しています。

Q. 逆に、リモートワークの難しさ、デメリットは何ですか?

通勤スタイルでオフィスにいると、あえて口に出さなくても顔を見てわかり合えることがあります。一方でリモートワークは、働いている様子が見えないので、仕事で難しい課題にぶつかっていても、一生懸命やっている姿や苦労がなかなか周りに伝わりません。社内では基本チャットでやりとりしているので、文章では表せても、身体や表情で表現できません。そういう意味で、コミュニケーションの壁を感じます。

慣れてきたので深くは考えないようにしていますが、「言わなきゃわからない」という世界。相手がどういう状況か見えないので、お互いに配慮が必要だなと思っています。

最適な提案をして、クライアントの最善のバリューを引き出す

リサーチャの場合、クライアントが改善したいサイトをユーザリサーチという形でモニタさんに見てもらって、そこから得られた発見点・重要な課題をレポートにまとめます

コンサル案件はそれぞれ内容が全く違うので、一概に言えません。なかには、リサーチャと似ている業務内容のこともありますが、「サイトをこう改善してやってみてください」など提案して、設定した目標値に向かってもっと奥深く関わっていきます。このほか、クライアントが新しいビジネスモデルを考えている際に、「こういう画面だと使いやすいですよ」などの画面設計の提案をしていくこともあります。コンサルタントの立ち位置は、「クライアントの最善のバリューを出す」こと。短期間で密度濃くやっていくのがポップインサイトのやり方なので、1件あたりにかける期間は2~3ヶ月ほどです。

Q. 仕事をしていて楽しいと感じる時は、どのような時ですか?

コンサル案件で行う画面設計は、どちらかというと、これまで自分が携わってきたシステムエンジニアの業務に近い部分があります。持っているスキルを生かし、自分の考えを自信をもって反映させることができた時は、楽しさを感じました。

Q. 逆に大変だったという時は、どのような時でしたか?

ユーザリサーチには、1人1人のことを深く知る「定性」のツールと、いろいろな人からの意見を多く収集する「定量」のツールがあります。定性的に見ていく場合、私はまだうまく使いきれていないので、一人の発言の価値がなかなかジャッジしづらいです。そのリサーチ結果を「価値ある改善の切り口」とクライアントに伝えられる自信が、まだ自分の中にありません。何かに紐づけて改善につなげられるはずなのですが、自分はまだそこまでいけていないので、そんな時はモヤモヤしてしまいます。

最近は、定量的なリサーチ結果を組み合わせて資料に載せるようになってきているので、自信をもって明確に伝えられるようになるのでは…と感じています。

柔軟な姿勢で、前を見続けて成長していく会社

Q. 福利厚生については、どのように思いますか?

「会社ってこんなものじゃないのかな」というこれまでの感覚がなくなった今は、特に何も思っていません(笑)。以前は正月三が日が休みではなかったですが、今年からは休みになったので良かったです。会社の体制がだんだん良くなっている感じはしています

また、これまでの会社になかった「アニバーサリー休暇」は、何回か使わせてもらっています。これまでは有給を使って休みをとっていたので、この制度は良いですね。

Q. 現在の評価制度についてどう感じますか?

私が入社して、しばらく経ってから導入された制度です。小さな会社で、なかなか評価まで手が回らないと思っていたので驚きでした。これまで勤めていた会社でも評価されていたので、良い制度だと思います。項目が多いのが気になりますが…。

リモートで働いているからこそ、自分が行っている業務を日々見てくれている人に評価してもらえるとありがたいと思います。

Q. 上司はどんな人ですか?

後ろを振り向かず、前だけを見ている人です。「失敗しても良いから、グジグジ言わないで前に進もうぜ」みたいな。失敗しても怒らず、怒るのは自分で考えて仕事を進めなかったりネガティブだったりする時だけ。個人的にはあまり出会ったことがないタイプで、面白い人だと思います。

すごく元気で、すごく頭を下げる人で、ビジネスマナーを超えた営業力を兼ね備えています。人との接し方をとても勉強しているというのが伝わってきます。

Q. 今後どのようなことを会社に期待しますか?

ユーザリサーチに携わる会社が日本にあまりないので、「ユーザリサーチ=ポップインサイト」と言われるネームバリューをもつ会社になってほしいと思います。今も競合がほとんどいないですし。改善するべき点は当然あるけれど、これから新しい人が入ってくることによっていろいろな目線が増えて、どんどんブラッシュアップされていってほしいです。

ポップインサイトには、優秀な人ばかりが集まっています。これから様々なタイプの人が入ってきても、もめごとなく、このまま柔軟にうまく成長していける体制であってほしいと思います。

ポップインサイトを一言でいうと

ポジティブな考えの会社

ネガティブなことばかり言っていると、会社全体が良い方向にいかない。だからそれはやめましょう、という感じです。ネガティブ思考の人は慎重派なので、それはそれで良いことだと個人的には思いますが、入社すると違和感があるかもしれません。ネガティブな話はオフィシャルなところでしない方が良いですね(笑)。

社長には、たまに会うと「テンション上げて話してくださいよ~」と言われます(笑)。私もいつしかそれに影響されて、知らない人やクライアントに対しても、自然とテンションを上げて話すようになっていました。そうすると、相手の受けが良いのをなんとなく感じています。反省しないと直らない部分もあるので、ネガティブな面も見なければならない、とも思っていますが…。

経験やノウハウを生かしつつ、新たなスキルを身につけたい

Q. 今後の目標を教えてください

「定性」のツールで出てきたことの価値をきちんと伝え、「相対的にみて、あなたの会社にとってこういうことをした方が良いですよ」と自信をもって伝えられるスキルを身につけていきたいです。実務で行ったことを本で読んで、本で学んだことを実務で使って、ということをくり返して、もっと理解を深めたいです。

「使う人が使いやすいものを作るのは当然」という感覚はシステムエンジニアだった頃からありましたが、世の中にはそれが意外とありません。そういう部分を改善するために、自分という存在がポップインサイトで役立つようになれば良いと思います。私は過去の開発の経験から作る人目線も持ち合わせているので、改善しやすさや判断基準も知っています。そうしたノウハウを生かしながら、ユーザリサーチの結果をもとに、リサーチ案件でもコンサル案件でも最適な改善策を提案していきたいです。そして、スキルをどんどんどんどん積み上げて、どこの会社でも通用する人材になるのが目標です。

Q. 入社を考えている人に、メッセージをお願いします

「自分でなんでもやっていいよ」という社風の会社なので、マーケティングの世界などで一人の力でできないことでも、複数人でやることによって、実現に向けて行動に移したり夢を叶えたりできる可能性があります。様々な発想を柔軟に吸収してくれるので。

個人的には、いろいろな知識を持っている人が好きです。自分にも影響を与えてくれるぐらい面白いことを知っている人が入ってきてくれると、うれしいですね。

ABOUT ME
池田朋弘
株式会社ポップインサイト代表取締役CEOおよび東証一部上場企業メンバーズ執行役員。4社の創業経験あり。 UXリサーチ、UI設計、グロースハック。リモートワークの取組で総務省テレワーク100選選出・NHKオイノコミア等の出演。早稲田大学→ビービット→現職。twitter.com/pop_ikeda