
AI・規制時代に築く「顧客信頼」と戦略的UX
– J.P.モルガン・チェース、UBS直伝 金融DX最前線 –
「UXは良いはずなのに、なぜ社内で伝わらないのか?」
そんな疑問を抱える方にこそ、今必要な視点があります。デジタル化の進展、新たな規制導入、そしてAI技術の台頭は、現代ビジネスにおける顧客体験(UX)のあり方を根本から変えつつあります。特に日本の金融業界では、デジタル庁が掲げる「デジタル社会の実現」や金融庁の「金融行政方針」に見るように、ITガバナンス強化やAI活用が急務となっています。この変化の波を捉え、顧客から選ばれ続けるためには、単なるシステム刷新に留まらない、真に「人間中心」のUX戦略が不可欠です。しかし、既存の複雑なシステム、厳格なコンプライアンス、そしてめまぐるしく変わるユーザーニーズの中で、どのようにしてその価値を最大化し、組織全体を動かすのでしょうか。
本セミナーでは、この問いに対し、グローバルな現場経験を持つ二人の専門家がその答えを導き出します。登壇するのは、UXメトリクスの定番書『Measuring the User Experience』の共著者でありUX定量研究の第一人者、またFidelity InvestmentsでUXディレクターとして金融サービス変革を牽引したビル・アルバート博士と、J.P.Morgan Chase、Wells Fargo、UBSといった世界的な金融機関でUX戦略を20年以上手がけてきたグロリア・ペトロン氏。お二人は、金融業界特有の複雑な規制、データプライバシー、アクセシビリティといった課題に加え、「製品検証の重要性」「指標の適切な活用」「AI時代のインターフェース設計」といった、業界を越えて共通するUXの課題に対し、具体的な対応策と考え方を共有します。
特に本セッションでは、AIとの協働におけるユーザーの信頼構築と、定量的・定性的なインサイトのバランス、そしてUXを戦略的機能として再定義するアプローチに焦点を当てます。これは、金融業界に限らず、あらゆる組織のデジタル変革において欠かせない視点です。
本セミナーは、高ストレスかつデータ重視の環境下で、人間中心の明快さを保ちながら、顧客体験を通じてビジネス成果を最大化するためのロードマップを提供します。規制の厳しい環境下でコンプライアンス、セキュリティ、パーソナライズを両立し、顧客の信頼を獲得しながらビジネス成長を加速させるための実践的戦略が学べます。UXデザイナー、リサーチャー、プロダクトマネージャー、IT戦略担当者、そして顧客体験向上を目指すすべての方にとって、規制と技術の波を乗りこなし、顧客に深く響く体験を創るための手がかりが得られるセッションです。ぜひご参加ください!
※『Measuring the User Experience』はUXの定量評価に関する世界的定番書。ユーザビリティ指標の収集・分析・活用方法を、実務に即したステップで解説。タスク成功率や満足度、視線追跡など多様なメトリクスを通じて、UXの改善と意思決定を支援する実践的ガイドです。